必要な材料
- 塗布機
- 蓄光体
- アクリル樹脂
- 増粘剤
- 防腐剤
- プラスチックシート
- 反射紙
- 離形紙
蓄光塗料混合
- 前記蓄光体、アクリル樹脂、増粘剤、防腐剤を混合機に投入して60分程度攪拌。
- 攪拌手順は必須(蓄光体の比重がアクリル樹脂より大きいため蓄光体が先に沈殿)
蓄光塗料塗布
- 均一に攪拌された蓄光塗料をまずプラスチック樹脂の反対側に塗布。
- プラスチック樹脂の反面に塗布後反射紙の反射層を粘着。
- 乾燥オーブンにて乾燥
- 離型紙を接着
以上にて完成
生産注意点
- 蓄光シートは、蓄光体の使用量によって輝度が高くなります。
通常塗布機は蓄光塗料を一度塗布した時、使用した蓄光体は120g/m2です。 輝度を高めるために300g/m2で塗布することもあります。 300g/m2以上であれば通常蓄光効果は大きく変わりません。 蓄光体を300g/m2に塗布するには3回ほど塗布する必要があります。
- 反射紙の反射性能が良いほど蓄光効果が高くなります。
よく使われるのは3Mだそうです。
- 蓄光体の粒度
よく使われるのは蓄光体の粒度が40-80umが一番適切だそうです。
粒度が小さい場合、蓄光シートの表面は滑らかだが蓄光輝度が低くなり、粒度が大きすぎると表面が粗いと言われています。
市場動向
環境保護問題が深刻化している今、蓄光シートの生産過程も変わってきています。 以前は油性樹脂が多く使われてきましたが今は親環境的な水性樹脂にますます変わっています。 水性樹脂の使用によって蓄光体も水性樹脂に溶けないように表面処理などをしています。